深海ジッペシステム 深海シート(シングルシート風カスタムシート)
カスタムシートの落札
2015年11月、ヤフオクに「ホンダ カフェレーサー シングル」の出品名称でCB223S用のカスタムシートが出品されていました。
オークションに掲載された画像を見ると、明らかにジッペシステムで販売していたカスタムシートでした。
当初、35,000円で出品されていましたが、落札されないまま値下げしての再出品が繰り返されたため、18,000円まで値が下がったところで入札して落札しました。
マイナーなバイクのCB223Sには専用のカスタムパーツがほとんど発売されていません。
シートもその一つなのですが、ヤフオクでシングルシート風のカスタムシートが
出品されていたので、落札して私のバイクに装着してみました。
2015年11月、ヤフオクに「ホンダ カフェレーサー シングル」の出品名称でCB223S用のカスタムシートが出品されていました。
オークションに掲載された画像を見ると、明らかにジッペシステムで販売していたカスタムシートでした。
当初、35,000円で出品されていましたが、落札されないまま値下げしての再出品が繰り返されたため、18,000円まで値が下がったところで入札して落札しました。
届いたカスタムシートを見てみると、埃がついたままの汚い状態でした。
普通、オークションに出品する前に綺麗にしてから、出品画像を撮影して出品しそうなものですが、なぜ汚いままなのかは、後からなんとなくわかってきました。
とりあえずお風呂場に持ち込んでシャワーでぬるま湯をかけながら台所用洗剤でバシャバシャと洗ってみました。
シャワーと台所用洗剤で洗ってみると、意外なほどにキレイで驚いてしまいました。
フクピカで拭きあげれば艶もでそうな感じです。
しかし、問題が発生しました。
シャワーで綺麗になったカスタムシートをティッシュで拭いていたら、縫い目部分から水がしみだしてきました。
縫い目部分に防水シートなどで裏打ちがされていないようです。
内部のスポンジまで水分を吸った感じではないので、シート表皮とスポンジの間に挟んであるフィルムの上に水が入り込んでいる感じでした。
カスタムシートを縦にして壁に立てかけておくと、どんどん水が出てきました。
半日ほど放置しておいたら水が出てこなくなったので、バイクに装着してみることにしました。
しかし、このカスタムシートで雨天走行は厳禁だということが判明しました。
カスタムシートを装着してみます。
まずは交換前の純正シート。
純正のシートは肉厚で長時間乗っていてもお尻が痛くならず、ルックス的にもオーソドックスでCB223Sに似合っているシートだと思います。
カスタムシートを装着してみました。
むむむ!
正直言って「かっこよくない」と思いました。タンデムシート部分の盛り上がりがアリのお尻のようです。
カフェレーサー風にするなら、ハンドルもセパハンにして、ステップもバックステップにしないと、似合わない気がします。
なんかチグハグな印象です。
後ろから見る分にはグラマラスでまあまあなデザインだと思うのですが・・・。
前方から見ると、縫い目のデザインの関係でしょうか座面のちょうどお尻の当たる部分辺りが広がって見えます。
中途半端なガンファイターシートみたいでかっこよく思えません。
タンデムベルトは付属していなかったので、純正のタンデムベルトを流用するのかと思ったら、長さが足りませんでした。
タンデムベルトをつけないと、さらに座面が間延びして見えてかっこ悪いので、とりあえずタンデムベルトを自作することにしました。
ヤフオクでCB400SSのタンデムベルトを入手して、金具部分を取り出しました。この金具はCB223Sの金具と全く同じものでした。
あわせて汎用のタンデムベルトも入手して、ボルトやナットを組み合わせて純正より数センチ長めのタンデムベルトを自作します。
画像の上の方が自作のタンデムベルトです。
素人が作ったにしてはまあまあな仕上がりです♪
現物合わせで作成したので、当たり前ですがサイズがぴったりと合っています。
タンデムベルトを自作する際に純正シート・カスタムシートの両方を取り外したので、並べてみました。
デザインがかなり違うことが分かると思います。
自作タンデムベルトと組み合わせて、カスタムシートをCB223Sに装着してみました。
アップでシート部分だけを見るとなかなかカッコいいとおもうのですが・・・。
タンデムベルトもばっちり決まり、またフクピカウェットで艶々になったカスタムシートは中古とは思えません。
でもバイク全体として見たときはかっこ悪く見えてしまいます。
やはりアリのように見えます。
ノーマルのリアフェンダーだったら似合ったのでしょうか?
見た目以外の感想ですが、このカスタムシートを装着すると若干座面の高さが下がり足つきが良くなります。
また着座位置がやや下がることからコーナリング時の安定感も増すように思えました。
一方、長時間のライディングでは少しお尻が痛くなるような感じです。純正シートではお尻が痛くなったことはありませんでしたが、このシートで半日くらいのツーリング出かけたら、終盤はお尻が痛くなってきました。
メーターバイザーも付ければ全体的に良くなるかと思い、しまっておいたメーターバイザーを引っ張り出して付けてみました。
付けないよりは若干雰囲気が良くなった気がしたのですが、かっこ悪い気がするのはどうにもならず、1か月程度でメーターバイザーと一緒にカスタムシートは取り外してしまいました。
その後、2016年4月にカスタムシートはネットオークションで売却いたしました。私の好みのデザインではありませんでしたが、落札された方が気に入っていただけるとうれしいですね。