2014年08月09日
SUZUKI バンディット250用純正リアインナーフェンダー
ヤフオクでバンディットのリアインナーフェンダーを入手
SUZUKIのRGV250γやバンディット250の純正リアインナーフェンダーがFTRに装着できるというので、ヤフオクにて状態がよさそうなものを物色し、バンディットのものを落札しました。
左の画像はバンディットのリアインナーフェンダーをそのままCB223Sのスイングアームに載せてみたものです。
好みにもよると思いますが、そのまま載せただけでは、リアインナーフェンダーのボリュームがありすぎて、似合っていない気がします。
取り付け位置の確認(左側)
取り付け位置の確認です。
バンディットのリアインナーフェンダーの左後方にあるネジ穴はCB223Sの純正チェーンカバー取り付け穴とほぼ同じ位置になっていて、ボルト止めするだけでぴったりマッチしました。
後述しますが左前方には追加で穴を開けて、ボルト固定するようになります。
取り付け位置の確認(右側)
右側はスイングアームに固定するパーツが別途必要です。
私の場合はエーモンのL字型ステーを2個使用することにしました。
また、右側はリアブレーキのロッドが干渉するため、ロッド(棒)が干渉しないように部分的にカットする必要があります。
リアブレーキロッドの干渉個所
画像でピンクのマークの先の部分をカットする必要があります。
この部分にボルト用の穴が開いているのですが、カットする関係でこの穴はスイングアームの固定のためには使用できません。
リアインナーフェンダー全体のデザイン修正
デザインの修正と言っても、重たい感じのデザインを部分的にカットして、軽めの印象になるように変更するだけです。
適当な紙をあてて、ペンなどでカットラインを考えます。
私の場合はタイヤを覆う部分をできるだけ天地に薄くなるようにカットすることにしました。
リアインナーフェンダーのデザイン修正(カット作業)
カットする部分のイメージが決まったら、マスキングテープなどでカットラインを確定して、カッターやハサミなどでカットしていきます。
はじめはカッターで何度も何度も線を引いて、徐々に深くしてカットしましたが、素材が柔らかいのである程度カッターでラインを入れるとハサミでもカットすることができました。
デザイン変更終了(右側)
右側はもともと3本のスリットが入っているため、そのスリットを残す方向で後方部分をカットしました。
カットした断面は強めの溶剤(Vカラーシンナーなど)で溶かして慣らすと綺麗になります。
デザイン変更終了(左側)
左側はチェーンカバー部分があるため、カット量は右側に比べて少なめです。
左右同時に見ることはできないので、左右でカットラインが対称にならなくても大丈夫だと思います。
スイングアームへの取り付け作業(左後ろ)
基本的にスイングアームへの取り付けは現物合わせでの作業になります。
まずは左後ろの固定から始めます。
この部分の穴が純正のチェーンカバーの取り付け穴とぴったり合うので、ここを固定して全体をいじっていくとうまく仕上げることができます。
スイングアームへの取り付け作業(右後ろ)
2番目に固定する場所は右後ろがお勧めです。
バンディットのリアインナーフェンダーの右側にはもともと取り付け用の穴が前後に二つ開いているので、後ろ側はその穴を使用します。
エーモン製のL字ステーとワッシャー・ボルト・ナットを適当に組み合わせ、画像のような感じにしました。
これを車の外装用の強力両面テープでスイングアームに貼り付け、さらにタイラップバンドで固定してしまいます。
ただし、実際に固定するのは左前方・右前方の取り付け位置や方法を確定させてからになるので最後になります。
リアブレーキロッドの干渉個所のカット(ボツ案)
当初、リアブレーキのロッドとの干渉個所は左の画像程度にカットして、そのそばの穴はスイングアームへの固定に使用したいと考えていました。
リアブレーキロッドの干渉個所のカット(ボツ案)
右前も右後ろ同様にエーモンのL字ステーを使用して、画像のようにスイングアームへの取付の足にしようと思っていました。
しかし、この位置ではスイングアームと微妙にずれが生じてしまうため、取り付けることができませんでした。
リアブレーキロッドの干渉個所のカット(決定版)
結局、右前の穴はスイングアームの固定には適さないことが分かったので、リアブレーキロッドの干渉個所をカットするにあたり左の画像のように切り落としてしまいました。
これでかなりリアブレーキロッドが余裕をもって作動するようになります。
スイングアームへの取り付け作業(右前)
前項のとおり右前の穴が開いていた部分はリアブレーキロッドとの干渉個所のカット部分を拡大するために切り落としてしまったため、画像の箇所に穴を開けてエーモンのL字型ステーで作成した足を固定することにしました。
(画像はすでに強力両面テープで接着して、タイラップベルトで固定した状態です)
固定個所の決定にあたってはリアインナーフェンダーを後ろから見てきちんとセンターに来ているかどうか、リアインナーフェンダーがタイヤと接触しないか・・・などを確認しながら位置決めする必要があります。
スイングアーム右側の取付状態
リアインナーフェンダーの右側を後ろから覗いた状態です。
エーモンのL字ステーとフェンダーを固定するナット部分とリアブレーキロッドが結構ギリギリになっています。
この辺りは現物合わせでじっくりと位置決めをする必要がある箇所です。
スイングアームへの取り付け作業(左前)
私の場合、最後にスイングアーム左前を固定しました。
バンディットのリアインナーフェンダーに開いている左前の穴はCB223Sには全く合わないため、画像のマークの先の位置(CB223Sのチェーンカバーの左前の固定ボルト受け)に現物合わせで穴を開けます。
スイングアームへの取り付け作業(左前)
左前に現物合わせで穴を開けたら、もともとのチェーンカバーの固定に使われていたボルトで固定して完了です。
スイングアームへの固定はトータルで4か所の固定になりますが、現物合わせでの作業になりますので、実際は単純にボルトをとめるだけでなくワッシャーを何枚か入れたりする必要が出てきます。この辺りは実際に合わせながらの作業になるので、ワッシャーを何枚か準備しておくといいかもしれません。
微調整
リアインナーフェンダーの左前部分が、スタンド付近から伸びているコードと干渉していたため、余裕をもってカットしました。
取付状態(左側)
私の場合、バンディットのリアインナーフェンダーのチェーンカバーの部分は、チェーンのぴったり真上に設置することができず、画像のようにややずれて装着することになりました。
この辺りの加減は装着個所を微妙に前後させれば、もっときれいに収まるかもしれません。
完成
1枚目の単純にバンディットのリアインナーフェンダーを乗せた状態よりもリア周りがすっきりして見えると思います。
実際にはCB223Sの性能では、このパーツが有効になるようなことはなく、単純に見た目だけの自己満足アイテムになります。
若干は泥跳ね防止にもなるかなと期待しましたが、そちらの効果もほとんどありませんでした♪
(2016年6月 リアインナーフェンダーはネットオークションで売却いたしました。)