純正グリップヒーターが5段階のうち一番低い温度でしか作動しなくなり困っていたところ、
某掲示板にてヘッドライトのバルブをLED化して省電力化するとグリップヒーターが使えるようになる旨の
情報が書き込まれていたため、早速amazonにて激安のLEDバルブを購入して交換してみました。
某巨大掲示板で紹介されていた激安LEDバルブです。価格は私が購入した2016年1月26日の時点では送料込み650円という品物でした。
その後、倍くらいに値上がりしたようですが、それでもかなり安い値段のLEDヘッドライトバルブだと思います。
巨大掲示板の情報では、ホンダの純正グリップヒーターはライト周りから電源を引いているため、ライトを電力消費量の小さいLEDにすることでグリップヒーターの作動が改善するという内容でした。
画像の赤い矢印の先にある2か所のプラスねじを外せば、ライト部分をケースから手前に引っ張り出すことができます。
ライトユニットを手前に引っ張ると、ライトのバルブにつながるコネクターも引っ張り出されるので、コネクターを外します。
コネクターを外すと画像のような状態になります。
次にバルブの周りにあるゴムカバーを外します。私のバイクの場合ゴムカバーの下の方にだいぶ汚れが付着していましたので、この後フクピカWETで綺麗にしておきました。
ゴムカバーを外すとバルブの取付クリップ部分がむき出しになるので、クリップを外して、純正のハロゲンバルブを手前に引いて取り外します。
取り外した純正のハロゲンバルブは、LEDライトバルブが故障したときにまた使えるので、ガラス部分に触れないようにして、LEDバルブが入っていたケースに入れて保管しておきます。
ちなみに純正のH4ハロゲンバルブはフィリップス製でした。
黄色く見える部分がLED発光部分になります。
ハイとローで発光部分が前後に切り替わるようで、amazonのレビューを見ると、ハイ・ローの同時点灯はできないようです。
本体の下側はアルミ製の放熱板になっているようです。
この製品よりワンランク上のタイプは前面に空冷ファンが仕込まれいるようですが、この製品にはファンは付いていません。
空冷ファンが付いているタイプは初期のオイルの飛び散り対策として、ライトユニットにセットする前にコネクターにつないで数分間空焚きする必要があるそうですが、この製品には空焚きは必要なさそうです。
LEDライトバルブの後ろ側はハロゲンバルブと同じ形状になっているので、ハロゲンバルブが収まっていた状態と同じようにセットして、クリップをとめてゴムカバーをします。
コネクターをつないで、ライトユニットをライトケースに戻してネジを2本締めれば作業終了です。
バイクのキーをひねると無事にライトが点灯しました。
ライトの色味はハロゲンバルブよりも、白さが際立つ綺麗な発光です。
CB223Sの場合、光軸の調整はライト両脇のステーとつながっているネジを６角レンチで緩めて、ライトケース自体を動かして調整します。
夜間、街灯のない道路にバイクを持ち出して調整してみました。
ロービームは画像のような感じで、見えづらさは特に感じません。
街中の街灯のある場所ではハロゲンバルブとなんら変わりなく走行することができました。
一方、ハイビームの方は明らかに光量不足を感じました。
遠くを照らしてはいるようですが暗くて視界が悪くなったと感じます。
スピードを出しての走行は正直怖い印象でした。
ライトの明るさに関しては、街中や街灯のある道路なら問題なく走行できますが、真っ暗な道路は低速走行でないと危険な感じがしました。
以前はよく朝の暗いうちから磐梯吾妻スカイラインに走りに行っていたのですが、このLEDライトバルブでは怖くて走りに行けない気がします。
このLEDライトバルブに交換した後に、グリップヒーターのスイッチを入れてみると、それまで5段階のうちの一番低い温度以外では全く使い物にならなくなっていたのが、最強以外の4段階でグリップヒーターが機能するようになりました。
もともと夜間はバイクにほとんど乗らないので、当面はこのLEDライトを付けておこうと思います。